借金は雪だるま式に増える

本当に雪だるま式に膨らんだ借金

給料

私が産まれてから幼稚園ぐらいの間までは、我が家はそれなりに裕福で貯金も沢山あったそうで、借金返済とは無縁でした。 ところが、私が小学生の頃バブルがはじけてしまい、父親の仕事が激減しました。

当時、父は大工をしており、主に一軒家を建築していましたが、不景気で一戸建ての注文が減ってしまい、マンションの方が人気になった為収入がかなり少なくなりました。 そんな時に父が仕事で怪我をしてしまい、仕事が出来なくなりました。

母親はその頃は専業主婦で、我が家は無収入になってしまったのです。 母が働くという意見もあったのですが、当時小学生の私を一人ぼっちにさせたくないという強い主張で無収入でも専業主婦のままでした(私は一人っ子です)。

無収入になってしまって、最初は田舎の祖父母に援助してもらっていましたが、年金暮らしで苦しいということもあって、ついに消費者金融に借金の相談に行ったのでした。 最初は1ヵ所からとりあえず20万円でしたが、毎月の利息を合わせた借金返済が苦しくなり、自然な流れで他社からも借入し、またそこの借金返済をする為に、他所からという具合に、あっという間に多重債務者になりました。

私が聞いた限りでは借金の総額は100万円を超えていたようです。 当然、支払能力も無い状態が続いたので良い借金返済方法の目途が立たずに、結果的に弁護士に借金の相談をし任意整理手続きを行いました。

※借金の返済方法に悩んでいる方の参考になるサイト
借金返済の方法.net

不安定な仕事が根本的な原因

私は今、借金返済の最中です。 主に車の維持費で借金をして、その上、仕事も安定しないことが、借金返済が増えていった原因でした。

借金になった原因をいろいろ考えてみました。 そして大きな結論に達しました。 それはお金を自分のためだけに使っていたことです。 当時の私は、一人暮らしをしていたので、収入は必然的に自分の生活費に充てていました。

その収入の一部を誰かのために使ったり、労働力を誰かに提供するようなボランティアのようなことを全く行っていませんでした。 正直、経済や借金などのお金の仕組みがよくわからなかったのかもしれません。

私は一生懸命勉強をして、一生懸命仕事をしていけば、お金は必然的にたくさん入ってくるものだと思っていました。 しかし、それは大きな間違いでした。

一生懸命勉強しても、なかなか安定した条件の良い仕事には就けませんでした。 就職してからも、その仕事を一生懸命やって成果を挙げてきたつもりです。 しかし、その仕事も終了してしまい、続いていくことはありませんでした。

そのころは収入が少なく、いつも生活に困窮していました。 借金が借金を呼んで、どんどん膨らんでいっていたからです。

仕事も勉強も、生活も、全て自分のためにやってきたことが原因だったということでした。 今は考えを改めています。 現在、以前借りたお金の借金返済をしていますが、お金回りはだいぶ良くなってきたと感じています。

クレジットカードのショッピングが原因の借金返済

仕事で急に責任のある担当を任されてしまい、かなりストレスが貯まる様になっていました。 そのストレス発散の方法としてクレジットカードで週末が来るたびにショッピングをしていました。

クレジットカードはリボルディング返済方法という、毎月固定額支払いだったため、あとで借金返済で困ることになるとは思いもしていなかったです。 でも、ある日曜日に服を買おうとしてクレジットカードを使った時に、店員にこのカードは使えないと言われました。

どうしてか聞いたら、ショッピング枠の上限に達しているためとの回答でした。 僕のショッピング枠は70万円だったので、その時になって借金が70万円もあることに気づきました。 その時以降、借金返済の不安がずっと頭から離れることがありませんでした。

毎月の支払額は2万円に当初設定されていましたが、それでは借金を完済するまでに3年以上掛かってしまいます。 ここは無理をしてでも早期に借金の返済を終えたかったので、毎月の支払額を4万円とすることにしました。

2万円だけを毎月支払っていたら、利息分の返済もあるので元本はなかなか減らないからです。 正直なことを言うと毎月4万円の返済は大変でしたが、自分を追い込んで支出を減らした質素な生活をしようと心に決めたので、そうすることにしました。

私は、まだ20代で給料はそれほど高くなかったので、借金返済を優先すべく取りあえず交際費を減らすようにしました。 今までは月に数回、会社の同期と仕事帰りに飲みに行っていたのですが、それを月一ぐらいに回数を減らしました。

同期から誘われた時には、借金返済をしているとはさすがに言えないので、すでに別の人と会う約束があるからと言ってごまかすようにしました。 また、週末はよくドライブもしていたのですが、ガソリン代の事を考えると勿体ないので、借金返済のために週末の外出は控える様になりました。

この様に自分を律する方法を採ることで、余剰資金を作ることができました。 結局、借金は繰上げ返済をすることもできたので、1年程度で全額返済をすることができました。

一人暮らしをした兄弟の借金の話

兄弟が一人暮らしを計画して普通に実家を出ていきました。

その時は一般的な免許を持っていて車も使用していました。 私は兄弟が一人暮らしをするためにはお金が必要なので大丈夫なのかと思いました。 やがて兄弟から連絡があって、酷い借金をしているという話題が出ました。 その時は一人暮らしは辛いのでやはり仕方ないと感じました。

聞いた話では兄弟は一人暮らしを始めて、仕事が上手くいかなくなったのです。 仕事がないともちろん収入が止まって借金をするような生活になります。 当時はそういったお金の貸し借りがスムーズにできたので、兄弟も金融会社や知り合いを使っていました。 やがてそのお金の返済金額が多くなると苦しくなって家族に連絡をしたのです。

兄弟が家族を頼ったのは、当然のように今後のお金を借りるためです。 私は親と相談をして、どのくらいの金額を貸すのかを決めました。 結果的には兄弟にお金を貸して後は自由に任せていました。 こういった経緯だと、何度も同じ様に借金を繰り返す可能性があるので心配でした。

その後は兄弟が実家に帰って来て、借金を返済するための相談をしました。 一人暮らしを止めることでお金が浮くので、そこは借金返済にとって重要な部分でした。 この時は無理に一人暮らしをして、借金を作るのは間違っていると感じました。 しかし、兄弟なのでサポートをしてお金も用意していました。

兄弟は最初に仕事をインターネットや支援サービスを使って探しました。 それから収入を得て、これまでの借金を返済したという流れです。 実家に戻ると出費が減るので、借金を返済するのは楽なように見えました。

親が生活費の問題でお金を借りていた

以前に私が幼い時に親が借金をして、その返済の相談を繰り返していました。

その時は子供の学費や生活費のことで、金欠に悩んでいたのです。 そのために親が身近な金融会社を使って、必要な金額を借金をして借りていました。 その実態を知った時には子供が多い親が大変なように思いました。

その他にも家には家族が多いという大きな問題点もありました。 そのために電気代と水道代の他に食費も通常よりも多く必要でした。 親は現実を見た時に普通の収入では生活が維持できないと感じていたのです。 だから、借金をして毎月のようにそれを膨らませていきました。 こういった生活が何年も続くと借金を返済するのもより難しくなるのが普通です。

しかし、親は子供が大きくなったのを見て借金返済に乗り出しました。 また子供からの収入を得ることで返済も非常に楽になったのです。 もちろん私も生活費を入れるようになって昔からの借金を返していました。 これは長期間の借金だったので利息支払いも非常に多く必要だったと思います。 しかし当時はそれで生活できていたので仕方ない事でした。

借金の返済は子供の学費が必要なくなった時から一気に良くなりました。 これまでの学費の分を借金の返済に回しすことでスムーズに生活できたのです。 返済の際には節約もして余計な買い物を殆ど避けていました。 その生活を続けていると自然に借金も減っていったので安心でした。

結局は子供のために使っていたお金が借金の原因だったと思います。 子供が大人になるまで親は借金の返済をしていたので計画性も必要だと感じました。

親が勝手に借金をしていた時の発見

親が借金をしてお金を借りていたのは、以前からあったので疑うことはしなかったです。 逆にどういった経緯で何度も借金をしているのか知りたくなりました。

私が大人になってもそういった親だったので自分は借金返済の援助することを意識しました。 その時は親が知り合いと何かをするために借金をして、お金を借りていました。

その知り合いはビジネスを展開していたので、そこに親が協力する形でした。 実際にはボランティアのような形で関わっていたので、状況は単純でした。

そういったビジネスに関わっていると親がお金を出して、相手を援助する状況になりました。 実際には知り合いに仕事のためにお金を出して欲しいと頼まれて断れなかったのです。 親は断ることができないので、借金をして出費をして相手を助けました。

その後は借りた借金を返済するためにより深くビジネスに関わっていきました。 しかし、話を聞くと給料は貰っていなかったので別の仕事をするべきだと言いました。 他の家族も親を説得して今のビジネスから手を引くようにと話をしました。

そういった説得があっても親は知り合いと仕事をしていたので、お金は増えなかったです。 逆に家の維持費や生活費の請求で借金は増えるような状況でした。 この時は他の家族と生活費を払っていたので、それで親は助かっていました。

この生活を続けるのは難しいので、自分は一人で暮らすことも考えました。 しかし、親を放置できないので結局は借金を現状のままで受け止めました。

やがて親は知り合いの仕事から離れて自営業の方に行ったので、ある程度の借金返済が自らできるようになりました。

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